自社オリジナル原料『ポリフェノールブラン』配合

白ワインの製造工程で捨てられてしまう種や皮をアップサイクルしてつくられた弊社オリジナルのポリフェノール原料です。
サプリメント『Calibrage(キャリブラージ)』の主成分です。

ポリフェノールブランの開発

通常、サプリメントの開発では農産物の有効成分だけを抽出して使用するため、それ以外の部分は大量に廃棄されることがほとんどです。
「丹精込めて育てた農産物なのに、ほとんどの部分がゴミとして捨てられてしまう…」
という生産者の悲しそうな声をきっかけにこの研究開発が始まりました。農産物の力を最大限に引き出し、皆様の健康をサポートする。それが当社のポリフェノールブランです。

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ポリフェノールブランのこだわり

ポリフェノールには抗酸化作用(※1)をはじめ抗ストレス(※2)、紫外線予防(※3)、炎症抑制(※4)など様々な効果があることが報告されています。中でも弊社のこだわりポイントは以下の4つです。

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白ワインの抗酸化力 ~赤ではなく、あえて白ワインを選ぶ理由~

「ポリフェノールと言えば赤ワイン」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。しかし当社が使用しているのは白ワイン製造時に発生する白ぶどうの皮や種(白ワイン残渣)です。

「赤ワインの方がポリフェノールたっぷり」は本当か

弊社が着目したのはワインの製造工程で捨てられる種や皮。ブドウポリフェノールの99%はもともと種と皮に含まれているので、こちらをポリフェノール原料として活用することを考えました。
種と皮を使うにしても、赤ワインと色の濃い赤ワインの方が白ワインよりもポリフェノールが多く含まれていると感じる方が多いと思います。
しかしながら、実際にポリフェノール量を測定したところ、予想に反して白ワイン圧搾残渣の方が赤ワインと比べて3倍ものポリフェノール量が含まれていることが確認されました(昭和大学提供データより)。

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真のポリフェノールの宝庫は白ワインの副産物

この現象の理由は、赤ワインと白ワインの製造工程の違いにあります。

  • 赤ワインの製造工程:ブドウの破砕後、皮と種を一緒に発酵させます。この工程で皮や種に含まれるポリフェノールがワイン側へ移行するため「赤ワインはポリフェノール豊富」なのです。一方で、赤ワインの副産物である種や皮にはあまりポリフェノールが含まれていません。
  • 白ワインの製造工程:ブドウの破砕後、発酵せずに皮と種を捨ててしまいます。ブドウに含まれるポリフェノールの約99%は皮と種に存在しているため、白ワインでは搾りかす側にポリフェノールが残ったままとなっているのです。つまり、白ワインの副産物はポリフェノールの宝庫なのです。

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Q.そもそも、ポリフェノールはなぜ身体にいいの?

詳しく知りたい方はこちら →

昭和大学 医学部との共同開発による信頼性

昭和大学 医学部における機能性評価

昭和大学 医学部にて白ワイン圧搾残渣の機能性が確認されています。

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臨床試験

昭和大学では臨床試験を実施中です。

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サステナブル原料で社会貢献

世界のブドウ栽培事情

世界中で栽培されているぶどうの約8割は、ワイン用のブドウです。さらに、そのうちの2割である約1,120万トンもの量が、ワインの製造過程で種や皮などの圧搾残渣(搾りかす)として捨てられています。

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農家・ワイナリーの悩みの種

ワイン製造工程で生じる圧搾残渣は産業廃棄物であり、ぶどう農家やワイン生産者は、お金を払って処分しなければなりません。つまり農家やワイナリーにとって、ワイン圧搾残渣の処理費用は金銭的な負担となっているのです。

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環境への影響

ワイン圧縮残渣を、産業廃棄物として処理する際、焼却することになります。したがって、温室効果ガスが発生し、地球環境にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
畑に撒いて肥料として使う方法もありますが、水分と糖分が多いため腐りやすく、大量に使うと逆に土壌を痛めてしまうこともあります。

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ワイン圧搾残渣のアップサイクル

当社は、ワイン圧搾残渣をワイナリーから購入し、ポリフェノール原料にアップサイクルすることを考えました。これにより、ワイナリーや農家の方の金銭的負担を軽減することができます。
また、捨てられるはずだったワイン圧搾残渣を機能性原料に生まれ変わらせることで、ポリフェノールの宝庫である白ワインの種や皮を、皆様の健康をサポートする高付加価値な原料として活用することができます。

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社会貢献の取り組み

●ワイン生産者を支援
●サステナブル原料で環境配慮
●皆様の健康に貢献
という、三つのことを同時に実現しています。
(株)旗ケ岡ネイチャー研究所はSDGs原料の活用を通して社会貢献を目指します。

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安全性と品質のこだわり

私たちは、お客様に安心して製品をお使いいただくために、安全性と品質に最大限の注意を払っています。

安全性と信頼性
●安全性検査

・残留農薬検査:国内基準を満たしていることを確認
・重金属検査:厳格な基準値をクリア
・微生物検査:製品の安全性を確保
・小核試験:遺伝毒性がないことを確認
・ラットによる安全性試験:長期摂取の安全性を確認

●昭和大学医学部との共同開発

医学的見地からも安全性と有効性を評価しています。

●GMP認証工場での製造

医薬品レベルの品質管理基準に基づいた製造を行っています。

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自然由来の安心感

私たちの原料の基となるブドウは、日常的に食事として摂取されている食材です。つまり、長年の食経験に裏付けられた安全性があります。

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トレーサビリティの確保

原料の調達から製品化まで、「いつ・どこで・どのように・収穫(加工)されているか」を確認できます。これにより、万が一の際にも迅速な対応が可能です。

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● 豆知識 ●
そもそもポリフェノールはなぜ身体に良いの?

ポリフェノールは身体に良い!というイメージはあるものの、「具体的にどう良いのか、よくわからない…」という方も多いのではないでしょうか。ポリフェノールが身体に良い理由は過剰な活性酸素から身体を守るからです。

●活性酸素とは

活性酸素とは、私たちが呼吸する空気中の酸素が体内で使用される過程で生じる、反応性の高い酸素分子のことです。この活性酸素は、必ず体内で発生してしまいます。

●活性酸素の良い面・悪い面

活性酸素には、良い面と悪い面があります。まず、良い面として、活性酸素は私たちの体を感染症から守る役割を果たしています。その高い反応性を利用して、侵入してきた細菌やウイルスを攻撃するのです。
しかし、その一方で活性酸素には危険な一面もあります。過剰に増えすぎると、その高い反応性ゆえに、DNAや細胞膜、たんぱく質など、私たちの体の大切な構成要素を傷つけてしまうのです。この傷害が蓄積されると、がんや生活習慣病、さらには老化の促進など、様々な健康問題の原因となる可能性があります。

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●活性酸素が増加する要因

どのような時に活性酸素が増加するのでしょうか?
主な要因としては、以下が挙げられます。
現代社会では、これらの要因に日常的にさらされている人も多いでしょう。

  • 加齢
  • 精神的ストレス
  • 紫外線への過度の暴露
  • 激しすぎる運動
●体の抗酸化システムと酸化ストレス

実は、私たちの体には本来、活性酸素と戦う抗酸化システムが備わっています。このシステムにより、通常は活性酸素が過剰に増えすぎないようコントロールされています。しかし、加齢や様々なストレス要因により、この抗酸化能力が衰えたり、活性酸素の発生が増えすぎたりして、過剰に活性酸素が蓄積してしまうことがあります。このバランスが崩れた状態を、「酸化ストレス状態」と呼びます。

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●ポリフェノールの重要性

ここで重要になってくるのが、ポリフェノールなどの抗酸化物質です。体内の抗酸化システムだけでは対処しきれない場合、食事から摂取する抗酸化物質が大きな助けとなります。ポリフェノールは、過剰な活性酸素を中和し、万病の根幹である酸化ストレスから私たちの身体を守ってくれるのです。

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<参考文献>

※1 抗酸化
Sarkhosh-Khorasani, S., Sadat Sangsefidi, Z., & Hosseinzadeh, M. (2021). The effect of grape products containing polyphenols on oxidative stress: a systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials. Nutrition Journal, 20, Article number: 25

※2 ストレス緩和
Wang, J., Hodes, G. E., Zhang, H., Zhang, S., Zhao, W., Golden, S. A., … & Pasinetti, G. M. (2018). Epigenetic modulation of inflammation and synaptic plasticity promotes resilience against stress in mice. Nature Communications, 9(1), 477.

※3紫外線予防
Matsumoto, M., Hara, H., & Suzuki, T. (2004). Oral intake of proanthocyanidin rich extract from grape seeds improves chloasma. Phytotherapy Research, 18(11), 895-899.Kimura, Y., & Okuda, H. (2020). Effects of oligomeric proanthocyanidins (OPCs) of red wine to improve skin whitening and moisturizing in healthy women: a placebo-controlled randomized double-blind parallel group comparative study. European Review for Medical and Pharmacological Sciences, 24(3), 1571-1584.

※4炎症抑制作用
Mabrouk, M., El Ayed, M., Démosthènes, A., Aissouni, Y., Aouani, E., Daulhac-Terrail, L., Mokni, M., & Bégou, M. (2022). Antioxidant effect of grape seed extract corrects experimental autoimmune encephalomyelitis behavioral dysfunctions, demyelination, and glial activation. Front Immunology, 13, 960355 .